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リレー 腐食による接触不良・動作不良

FAQ番号:FAQ04913

 

回答


■故障状況

リレーの透明ケースの内側が黄色または黄緑色に変色したり、接点や金属部品に緑色または青緑色の腐食生成物が生じることがあります。接点や金属部品に腐食物が生成されると接触不良や動作不良となる場合があります。

  

■対策

1.各リレーの「最高使用周囲温度」「最高使用周囲湿度」を超えた環境で使用しないでください。

2.「最高使用周囲温度」「最高使用周囲湿度」以内の環境条件でも、アークの発生が多いと腐食物が生成されますので、
  アークキラーを付加することでアーク消弧対策を施してください。
 アークの発生が多い負荷のサージアブソーバにはバリスタが効果的です。



■補足説明

◆腐食の原理

これらの変色や腐食生成物は硝酸(HNO3)によるものです。(硝酸反応)負荷開閉することにより発生するアークによって、空気中の窒素(N)と水分が反応して硝酸が生成されます。硝酸はケースを変色させるだけでなく、接点材質の銀(Ag)や銅(Cu)鉄片などの鉄(Fe)やニッケル(Ni)と結合して、硝酸銀、硝酸銅、硝酸鉄、硝酸ニッケルなどが金属部品表面に腐食物として
生成されます。なお、銅は鮮やかな緑色の硝酸銅、ニッケルメッキは水色の硝酸ニッケルを生成します。

◆腐食が発生する条件

アークの発生と水分量が硝酸腐食の発生に大きく影響します。

直流負荷や誘導負荷などアークの発生が多い負荷ほど、また、湿度が高いほど腐食物の生成が加速されます。
一般的にDCの誘導負荷がアークが発生しやすいので注意が必要です。