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リレー 接点スティッキング(接点粘着)

FAQ番号:FAQ04908

 

回答


■故障状況

金メッキを施した接点において、超音波洗浄などの振動で、相対する接点の表面同士が粘着してしまい、開離ができなくなり、動作不良となります。

  

■対策

1.リレーによる対策
 弊社のプリント基板用リレーには「超音波洗浄対応形」を設定しているものがあります。
 超音波洗浄を行う場合にはこちらをご選定ください。

2.基板実装時の対策
 ・超音波洗浄について
  「超音波洗浄対応形」以外は超音波洗浄を行わないでください。
   なお、超音波洗浄対応形の場合でも、下記推奨条件で洗浄をお願いします。

超音波出力
周波数
周波数モード
洗浄時間
460mW/cm2  24kHz シングル 1分以内
28kHz
45kHz
28kHz~90kHz マルチ

 ・リレー端子のリードカットは行わないでください。
  なお、接点スティッキングが発生しても、軽衝撃や、コイルへの電圧印加などで正常な動作に戻ります。
  この様な場合は、金表面の微妙な凹凸(荒れ)が残りますが、一般的には通常使用が可能です。



■補足説明

◆接点スティッキングの原理

金(Au)は非常に柔らかく、塑性変形しやすく、かつ貴金属であるため皮膜などが形成されにくい性質を持っているために、小さな接触荷重でも塑性変形によって新しい面が現れます。
この様な新しい清浄な金の表面が接触すると、きれいな粘土の塊を重ねた様に粘着して離れなくなる場合があります。

◆接点スティッキングが発生する条件

b接点を持ったリレーでその接点が金張り(Auクラッド)接点において、下記条件が加わると発生する可能性があります。

・超音波洗浄を行うと、接点が振動し、スティッキングが発生します。
・端子のリードカットを行うと、超音波振動が端子を伝わって接点を振動させ同様にスティッキングが発生することがあります。