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リレー 異常発熱・異常発熱を伴う動作不良、コイル断線

FAQ番号:FAQ04905

 

回答

■故障状況

1.接点チャタリングにより、開閉アークが連続発生することで、 接点部を中心に異常発熱し、接点溶断、溶解、溶着などが発生し、動作不良となります。

2.接点定格電流をオーバーした異常な過電流(短絡事故の場合もある)により、リレー内部の回路が溶断や接点溶着により動作不良となります。

3.コイルへの過電圧印加により、コイルがレアショートとして溶断、 コイル断線となります。コイルは異常発熱した痕跡が残ります。



■対策
1.接点チャタリングにより異常発熱対策

 電源電圧やコイル印加電圧低下により、チャタリングやバイブレーションが発生し、 異常発熱に至ります。
 コイル電圧は、動作電圧以上・最大許容電圧以下でお使いください。
 (例:モータなど、大電流負荷を動作させた瞬間、電源電圧が低下する場合があります)

2.接点定格電流値オーバー

 接点回路に定格電流以上の電流が流れることがないよう、回路上の安全設計をお願いします。


3.コイル過電圧印加
 コイルに最大許容電圧以上の電圧が印加されないようにしてください。

■補足説明

◆異常発熱原理と条件
1.接点のチャタリング
 コイル印加電圧の低下(電源電圧の低下)によるバイブレーションや リレーコイルのON/OFFを制御するセンサ、スイッチ、マイコンの誤動作などによる 高頻度開閉により、開閉アーク(約6000℃)が連続して発生することで異常発熱します。

2.接点定格電流オーバー
 何らかのアクシデントで、接点に想定以上の課電流が流れたことにより、 リレー内部回路がジュール熱で異常発熱します。

3.コイル過電圧印加
 コイルに許容電圧以上の電圧が印加されることでコイルが異常発熱して コイル芯線の絶縁被膜(一般的にポリウレタン:耐熱120℃)が溶けて絶縁機能がなくなり、 コイル芯線同士が導通することでコイル線に過電流が流れ、さらに異常発熱し、断線に至ります。