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リレー レアショート

FAQ番号:FAQ04903

 

回答

■故障状況 
リレーコイルが異常発熱して、コイル抵抗値が小さくなり、最終的には断線に至る場合があります。
外観的には、軽度の場合はコイル線表面の変色やコイル外装テープの溶け程度ですが、ひどいものになるとコイル線の被覆(一般的にはポリウレタン)の溶融やコイル巻線をしているスプールの溶融・変形・リレー外観上でのケース膨れに至ります。


■対策
各リレーの「最大許容電圧」以内で使用してください。
(最大許容電圧は、電源変動を想定した瞬間許容値であり、連続許容ではありません)
AC100V定格のリレーにAC200Vを印加する等の誤りがないよう、ご注意ください。
(特にACコイルのリレーは、DCコイルリレーより発熱が大きいです。)

■補足説明
◆推定原因 過電圧
リレーコイルに通電すると、ジュール熱でコイル線が発熱して温度が上昇します。
過電圧が印加されると過度に発熱して被覆(一般的にポリウレタン)が溶融して、コイル芯線同士がショートするためにコイル抵抗が低下します。
コイル抵抗が低下すると、コイル線に流れる電流が増大するのでさらに発熱が増して、被覆の溶融、芯線のショート、コイル抵抗の低下、発熱の増大というサイクルが加速度的に進み、最終的にはコイル線が焼け切れて断線溶断に至ります。
各リレーにはコイルの「最大許容電圧」が決められていますのでこれを超える電圧が印加されると、異常温度上昇、被覆の溶融を生じてレアショートに至ります。
各リレーにはコイルの「最大許容電圧」が決められていますのでこれを超える電圧が印加されると、異常温度上昇、被覆の溶融を生じてレアショートに至ります。

◆(参考)ポリウレタン被覆銅線の耐熱温度
ポリウレタン被覆銅線の耐熱温度リレーに一般的に使用されているポリウレタン被覆銅線の耐熱温度は120℃であり、リレーコイルの定格電圧通電による発熱はこれ以下となるように設計されています。