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ソリッドステート・リレー(SSR)の特徴と種類を教えてください。

FAQ番号:FAQ02195

 

回答

■有接点リレーとの比較した場合のメリット
 ・開閉による接点の消耗がないため、高頻度開閉でも交換のサイクルが長い。
 ・接触抵抗の変化による動作不良がない。
 ・PLCなど高速のトランジスタ入出力にも対応可能。
 ・振動、ノイズの発生が少なく、動作音がしない。

■種類と特徴
 無接点リレー全般を総じてソリッドステート・リレー(SSR)と呼んでいます。
 主に以下の4つの種類があります。それぞれの用途、特徴などは(表1)~(表4)をご覧ください。 
一覧 種類
(表1) ヒータ用ソリッドステート・リレー
(表2) 三相モータ用ソリッドステート・コンタクタ
(表3) リレー同一形状ソリッドステート・リレー
(表4) MOS/FETリレー

(表1) ヒータ用ソリッドステート・リレー
用途 高容量、高頻度開閉の要求されるヒータ制御に使用します。
温度調節器と組み合わせることが多いです。

例 形G3PJ

特徴 リフローや成形機、焼成炉など温度の高精度制御、高頻度制御に使用します。故障検出機能やサイクル制御機能の品揃えも充実しています。
周囲温度の上昇を防ぐため、放熱設計に考慮が必要です。
素子カートリッジの交換ができるタイプ(形G3PA)、三相用(形G3PE)の品ぞろえがあります。
出力点数 単相用:1点(1a接点相当)
三相用:1点(2素子または3素子) (2a接点または3a接点相当)
取付 DINレール取付 ねじ取付
漏れ電流 数mA
代表形式 形G3PJ  形G3PH  形G3PF 形G3PE(単相用/三相用) 
形G3PA 形G3PC 形G3NA 形G3NE *1
商品情報 こちらをご覧ください。
*1 形G3NEの形式末尾に「US」がつかない形式は2023年3月に生産を終了します。

(表2) 三相モータ用ソリッドステート・コンタクタ
用途 滑らかな動きを必要とするコンベアなどに使用できます。

例 形G3J-T-C

特徴 スムーズな始動/停止機能でモータなどの急激な動作を抑え機械的ストレスを緩和します。
出力点数 1点(2素子または3素子) (2a接点または3a接点相当)
取付 DINレール取付 ねじ取付
漏れ電流 数十mA
代表形式 形G3J 
商品情報 こちらをご覧ください。


(表3) リレー同一形状ソリッドステート・リレー
用途 高頻度開閉、コントローラとの信号伝達などI/O用途に幅広く使用できる汎用的な商品です。

形G3RV

形G3F/形G3FD
特徴 汎用の一般リレー(形MY、形LY、形MK、形G2R、形G2RV、形G7T)と同一形状で置き換えが容易です。
形式ごとに交流負荷開閉用/直流負荷開閉用にわかれています。
プラグインタイプまたはプリント基板用の2種類があります。
出力点数 1点(1a接点相当)
取付 DINレール取付 ねじ取付
漏れ電流 数mA (信号開閉用は数μA)
代表形式 形G3RV 形G3RZ    
形G3TA-I□(-US) *2 形G3TA-O□(-US) *2
形G3R-I□(-UTU) *3 形G3R-□(-UTU) *3 
形G3F/形G3FD *4 形G3H/形G3HD *5 

形G3B/形G3BD *6  形G9H *7 
商品情報 こちらをご覧ください。
*2 G3TA-I□、形G3TA-O□、形G3NEの形式末尾に「US」がつかない形式は2023年3月に生産を終了します。
*3 形G3R-I□、形G3R-O□の形式末尾に「UTU」が付かない形式は2023年3月に生産を終了します。
*4 形G3F/G3FDの形式末尾に「VD」が付かない形式は2023年3月に生産を終了します。
*5 形G3H/G3HDの形式末尾に「VD」が付かない形式は2023年3月に生産を終了します。
*6 形G3B/G3BD2023年3月に生産を終了します。
*7 G9H-205A、形G9H-210Sは2023年3月に生産を終了します。
*1~*7 推奨代替品の確認方法はこちらのFAQをご覧ください。


(表4) MOS/FETリレー
用途 微小アナログ信号の開閉

例 形G3VM
特徴 超小型です。交流負荷/直流負荷どちらにも使用できます。
駆動には回路設計が必要です。
出力点数 1点、2点 (1a、2a、1b、2b、1a1b接点相当)
取付 プリント基板への搭載
漏れ電流 微小
代表形式 形G3VM   形G3DZ
商品情報 こちらをご覧ください。

■選定時の留意点:使用周囲温度と開閉容量 
SSRは、使用周囲温度によって開閉容量が変化する特性があり、温度が上昇すると開閉容量が小さくなります。
ご選定の際は、取付環境や季節の影響により周囲温度が上昇しても開閉できることを周囲温度定格の特性データでご確認ください。

(2021年11月現在)