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PID制御における位相制御、サイクル制御、ON/OFF時分割比例制御の違いを教えてください。

FAQ番号:FAQ01870

 

回答

PID制御における位相制御、サイクル制御、ON/OFF時分割比例制御、それぞれの動作、使用する機器について、
下表に記載していますので、ご参照ください。
種類
動作
位相制御 
(1)半サイクルごとに出力量を変化させるため、高精度な温度制御が可能となります。
(2)よりきめ細やかな制御により外乱に強く、ヒートショックも少ないため、ヒーターの寿命が延びます。
(3)勾配を自由に設定できるため、温度調節器とのセットで使用する際に出力量を調整できます。
(4)ソフトスタート、定電流回路により投入電流をおさえることができます。
(5)位相制御により、ノイズを発生します。

●使用する機器
 電力調整器 形G3PW (出力モード:位相制御)
サイクル制御
(1)電圧出力の出力周期により、短い周期で細かい制御ができるため、ON/OFF時分割
比例制御よりも精度の高い温度制御を実現できます。
(2)温度調節器を使用しないマニュアル制御をSSRで実現できます。

●使用する機器
 ・サイクルコントロールユニット形G32A-EAとソリッドステート・リレー(SSR)の組み合わせ 
 ・電力調整器 形G3PW (出力モード:最適サイクル制御)
ON/OFF
時分割制御
(1)温度調節器との組合せによる、最もポピュラーな制御方法です。
(2)白熱ランプやハロゲンヒータなどでは、ON/OFFが激しいとヒーターの寿命が短くなる場合があります。
(3)熱容量の大きいもの(暖まりにくく冷めにくい)制御に向いています。

●使用する機器
 ・ソリッドステート・リレー(SSR)
 ・形G3PW(出力モード:ON/OFF制御)
 ・一般リレー 
  (機械的な接点のため、制御周期が短い場合にはリレー接点の磨耗が早くなります)