搬送の影響で印字がゆがんだり、一部がかすれている場合でも、内蔵辞書を使った独自の読取り方式で、安定して読取りが可能です。
情報更新 : 2017/08/09
搬送の影響で印字がゆがんだり、一部がかすれている場合でも、内蔵辞書を使った独自の読取り方式で、安定して読取りが可能です。
これまで2工程にわけて実施していた文字照合と検査を、FQ2なら一台で1工程に集約できます。コスト削減と省スペース化に貢献します。
FA市場で利用される約80種類のフォントをカバーした大規模データを学習させた専用辞書を内蔵しています。かすれ、にじみ、ゆがみ、背景変化、サイズ変化などの変動パターンも学習済みなので、多少の変動があっても、内蔵辞書で安定した高精度読取りが可能です。文字のコントラストや位置ずれなどを補正するパラメータ設定も不要です。
登録したマスタデータと読取った文字データを照合することができます。
マスタデータは32種類まで登録でき、外部信号で簡単に切替えできます。
FQ2-S4ではバーコード/2次元コードの読取り結果文字列と照合も可能です。
カレンダー機能に対応していますので 日付、賞味期限の日々の手動設定が不要になります。カレンダーの日付情報は、FQ2専用タッチファインダからの設定に加え、外部システムから制御コマンドで設定できるので、プリンタの日時情報と連動させることも可能です。
辞書に文字を追加登録することも可能です。特殊フォントを読取りたい場合など、初期設定では読取りが安定しない場合にも安心です。
読取った画像、読取り結果をセンサに一時保存できます。SDカード(4GBの場合)には最大1万枚の画像、1000万回の読取り結果を保存できます。OK/NGの両方、またはNG結果だけをロギングするか選択でき、トレーサビリティに役立ちます。
文字の周囲にバーコードなどがある状況でも、周囲の黒い部分を除去して読取り性能を安定させることができます。
OCRとコードリーダの検査アイテムを組み合わせることで、FQ2の中でコード読取りと文字照合を実施できます。
外部機器でのプログラミングは不要です。
部品ごとにコードをマーキングして情報管理するケースが増えていますが素材によって印字の読取りが不安定になることがあります。FQ2ならDPM専用の独自機能で安定読取りが可能です。
2Dコード(DataMatrix)の印字品質の検証機能を追加しました。印字品質指標の相対的な変化とその変化要因をインラインで確認することができます。
注. 本機能は印字品質の相対的な変化を評価するためのものであり、絶対値評価するものではありません。(印字品質検証機にはなりません。)
本機能はFQ2-S4シリーズ(Ver2.20以降)のみ対応しています。
オムロンが独自開発した4種類の画像フィルタを最大3つまで任意の順序で組み合わせることで、印字乱れやノイズの影響を除去し、安定した読取りを実現します。
収縮と膨張を組み合わせることで、印字太さを変えずにドットをつなげることができます。
コードリーダの使命は、印字状態の悪い状態でも読取ること。露光時間や読取り条件を自動的に変化させながら、リトライすることでワークや環境の変化の影響を受けずに安定して読取れます。
同一シーンで読取れるまで指定回数分撮像します。
外部からのレベルトリガ入力中に読取り成功するまで撮像します。
同一シーンで露光時間を段階的に変えて撮像します。
ダイレクトパーツマーキングの場合、1つの読取り設定では、印字状態のバラツキにより、読取りNGがでることがあります。FQ2では、最大32種類の読取り条件をシーンとして登録しておくことができ、それを順番に切替えながらリトライします。使用率の高いシーンを自動的に判断しそれから順に切替えるので、読取り条件の変化に柔軟に対応できます。もちろん、割り当て順を固定で指定することもできます。
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情報更新 : 2017/08/09