軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。分解、改造、修理したり内部に触れたりしないでください。
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情報更新 : 2013/09/17
軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。分解、改造、修理したり内部に触れたりしないでください。
軽度の火傷が稀に起こる恐れがあります。通電中や電源を切った直後は製品本体に触らないでください。
感電により軽度の傷害が稀に起こる恐れがあります。
通電中は端子に触らないでください。また配線後、必ず端子カバーを閉めてください。
発火が稀に起こる恐れがあります。端子ねじは規定トルクで締めてください。
・取りつけにあたっては機器の長期信頼性を向上させるために、放熱に十分留意してください。自然対流方式ですので、本体周囲の大気が対流するように下記の通り間隔をとって取りつけていただき、ディレーティング曲線内でご使用ください。
・取りつけ状態により放熱性が悪化し、稀に内部部品が劣化・破損したり、交換時期お知らせ機能が正しく働かなくなったりする恐れがあります。標準取りつけ方向以外の取りつけはしないでください。
・放熱性の悪化により、稀に内部部品が劣化・破損する恐れがあります。本体側面のねじを緩めないでください。
・取りつけ加工中に切粉が製品内に入らないようにしてください。
DIN レールに取りつける場合は、レールストッパがカチッと音がするまで下げ、(A)部をレールの一端にひっかけ(B)方向に押し込んでレールストッパを上げてロックしてください。
取り外す場合は、(C)部に(-)ドライバを差し込み、引き外してください。
・アースは完全に接続してください。安全規格で定められたPE(保護接地)端子のため、アースが不完全な場合、感電や誤動作の恐れがあります。
・軽度の発火が万一の場合起こる恐れがあります。入出力端子など誤配線のないように接続してください。
・配線材の発熱が内部部品の温度を上昇させ、部品の劣化や破損する恐れがあります。使用する電流に合わせた線材を選定してください。また配線材の発熱・発火を防ぐために下記の配線材、トルク、電線被覆の剥きしろを推奨します。
端子 | 名称 | 推奨使用線径 | 線種 | トルク | 剥きしろ |
---|---|---|---|---|---|
ねじ端子 | 交流入力端子、 PE(保護接地)端子 |
AWG14~16 (断面積0.823~2.081mm2) |
単線 撚り線 |
9.6 in.lb. (1.08N・m) |
8~10mm |
分岐出力端子(−) (UL規格) |
AWG12~14 (断面積2.081~3.309mm2) |
単線 撚り線 |
12 in.lb. (1.36N・m) |
8~10mm | |
分岐出力端子(−) (CSA規格) |
AWG12~20 (断面積0.517~3.309mm2) |
単線 撚り線 |
8.8 in.lb. (1.0N・m) |
8~10mm | |
スクリューレス端子 | 分岐出力端子(+)、 分岐出力端子(−)、 入出力信号端子、 通信端子 |
AWG12~24 (断面積0.2~2.5mm2) |
単線 撚り線 |
― | 10mm |
・端子ねじ締めつけ時に100N 以上の力で端子台を押さえつけないでください。
・各スクリューレスコネクタの両側にある固定ねじは工場出荷時には緩めてあります。
・各スクリューレスコネクタの装着後はその両側にある固定ねじをしっかりと締めてください。また各コネクタを取り外すときは固定ねじを完全に緩めてから取り外してください。
・通電前には、加工時に覆ったシートなどを必ず取り外して放熱に支障がないことをご確認ください。
・振動・衝撃の激しい場所では使用しないでください。特にコンタクタなどの装置は振動源になりますので、周囲から極力離して設置してください。また、エンドプレート(形PFP-M)を本体の両端に取りつけてください。
・強い高周波ノイズやサージを発生する機器から離して取りつけてください。
・周囲温度-25~+65℃、相対湿度25~90%で保管してください。
・内部部品の劣化・破損が稀に起こる恐れがあります。
ディレーティング範囲を超える状態(ディレーティング曲線(データシートを参照ください)の①の部分)では使用しないでください。
・相対湿度が25~85%の場所で使用してください。
・直射日光のあたる場所では使用しないでください。
・製品内に液体や異物、腐食性ガスが入る可能性のある場所では使用しないでください。
・交換時期お知らせ機能を維持するため、長期の保管は次の条件を満足するようにしてください。保管が3ヶ月を超える場合は周囲温度-25~+30℃、相対湿度25~70%で保管してください。
・出力電圧調整トリマ(V.ADJ)の破損が万一の場合起こる恐れがありますので、必要以上に強い力を加えないでください。
・調整後の出力容量・出力電流は、定格出力容量・定格トータル出力電流以下にしてください。
・異常遮断した場合は、必ずその原因を取り除いた後に、リセット復帰させるようにしてください。
・定電力動作するような負荷を使用する場合、電源OFF 時に遮断することがあります。
・逆ピーク起電力が発生するような負荷に対しては、異常電圧遮断動作で遮断する場合があります。
・遮断性能は使用周囲温度によって保証されています。ディレーティング範囲内(データシートを参照ください)で使用ください。
・万一の場合、内部部品の劣化・破損が考えられますので、遮断と復帰を必要以上に繰り返さないでください。交流入力のON、OFFを頻繁に繰り返すアプリケーションでは、交換時期お知らせ機能の精度が悪化する場合があります。
形S8ASは、負荷装置の起動時に必要となる過大な電流に対応するために、一時的なピーク電流が流せるようになっています。
各分岐出力を合計したトータル出力のピーク値は以下の通りです。ただし、トータル電流値が以下の条件を一つでも満たさない場合は、ピーク電流の大きさおよび使用時間に基づき安全のため全分岐出力を遮断します。
・240Wタイプの場合
入力電圧範囲:AC200~240V
トータルピーク電流値/ピーク電流のパルス幅
17A/2sまで、15A/5sまで、13A/10sまで、12A/20sまで
・480Wタイプの場合
入力電圧範囲:AC200~240V
トータルピーク電流値/ピーク電流のパルス幅
27A/1sまで、25A/2sまで、22.5A/5sまで
本製品を複数台使用する場合、シーケンス機能は単品の分岐出力間にて保証されています。各製品間での時間同期はとれません。
形S8AS出力側にリレーなどを接続してON/OFF制御される場合は、スタートアップフィルタ機能が動作しませんので稀に遮断動作することがあります。
・形S8ASの〈交流入力一括〉と〈分岐出力、入出力信号、通信一括〉間は3,000VAC、1分間に耐えるように設計されています。試験を実施する場合、耐電圧試験機のカットオフ電流は20mAに設定して実施してください。
・試験機のスイッチでいきなり3,000VAC を印加または遮断すると、発生するインパルス電圧により万一の場合、製品が破損することがあります。印加電圧は試験機のボリュームで徐々に変化させてください。
・それぞれの規定の端子に一括で印加できるように、必ず端子間を短絡してください。
・絶縁抵抗試験を実施する場合は、DC絶縁抵抗計(DC500V)を使用してください。
・試験時は分岐出力端子(+、-)、入出力信号端子、通信端子は破損防止のため、必ず全ての端子を短絡してください。
・20V 以下(工場出荷時設定)にセットすると、不足電圧検出機能が動作することがあります。
・調整後の出力容量・トータル出力電流は、定格出力容量・定格出力電流以下にしてください。
・V. ADJの操作によっては、出力電圧が電圧可変範囲(定格電圧の+10%)以上に上昇します。出力電圧を調整する場合は、電源の出力電圧を確認し負荷を破壊させないようご注意ください。
電圧検出機能は、内部回路でのAC/DC変換後の電圧を監視しています。
電圧の表示は、内部電圧降下のため、電源の出力端子部の値とは若干の違いが生じます。正確な出力電圧状態を確認する場合は、分岐出力端の電圧を測定してください。
内部回路の過電流保護、過電圧保護が機能している可能性があります。また、入力に雷サージなどの大きなサージ電圧が印加された場合は、ラッチ保護回路が機能している可能性も考えられます。以下の2点を確認後も出力電圧が出ない場合は、当社までお問い合わせてください。
・過電流保護の確認方法
・負荷が過電流状態(短絡含む)になっていないかを(負荷線を外して)確認してください。
・過電圧保護、内部保護の確認方法
・いったん入力電源をOFFし、3分以上放置後、必ず原因を取り除いた後に入力電源を再投入してください。形S8AS は、起動時にハードウェアおよびソフトウェアのチェックを行った後、分岐出力の接続を開始します。これら自己診断には約3秒を要しますので、システム設計時に配慮をお願いします。
・外部信号遮断入力の(+)(-)の極性を正しく配線ください。
・配線後、外部信号遮断入力機能が正常に動作することをご確認ください。
フォトスイッチ出力:DC30V max.、50mA max.、
ON時残留電圧2V以下、OFF時漏れ電流0.1mA以下
・各出力信号回路は正しく配線してください。
・各出力信号回路は内部に電流制限回路を備えていませんので、出力電流が50mAを超えないように注意してください。
・配線後は正常に動作することを確認してください。別の分岐出力との並列接続はしないでください。また、別の形S8ASの出力側同士の並列接続もしないでください。
本製品の出力側にバッテリー等のバックアップ機器は接続しないでください。
高調波電流抑制回路を搭載しているため、入力投入時に音がすることがありますが、内部電圧が安定するまでの過渡的なものであり製品としては異常ありません。
納入品の保証期間は当社工場出荷後3年と致します。
次の範囲を使用条件とします。
1. 平均使用温度40℃以下(本体周囲温度)
2. 平均負荷率80%以下
3. 取りつけ方法:標準取りつけ
※ただし最大定格はディレーティング曲線の範囲内とします。
上記保証期間中に当社側の責により故障を生じた場合は、その商品の故障部分の交換または修理を、その商品のご購入あるいは納品場所において無償で行わさせていただきます。
ただし、次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
(1)本カタログまたは別途取り交わした仕様書などにて確認された以外の、不適当な条件・環境・取り扱い並びに使用による場合。
(2)故障の原因が納入品以外の事由による場合。
(3)当社以外による分解・改造または修理による場合。
(4)商品本来の使い方以外の使用による場合。
(5)当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった事由による場合。
(6)その他、天災、災害など当社側の責ではない原因による場合。情報更新 : 2013/09/17