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タイマ/タイムスイッチ 使用上の注意


タイマ/タイムスイッチは、スタート信号が入ってから、あらかじめ設定した時間になると出力信号を切り替える制御装置です。ここではタイマ/タイムスイッチの使用上の注意を説明します。

関連情報

タイマ 使用上の注意

●動作時間のセット

  • 動作時間セットの場合、つまみは目盛の範囲以上に回さないようにしてください。より正確な時限が必要な場合はご使用前に動作時間を測定しツマミで調整してください。
  • アナログタイマの動作時間のばらつき値は、最大目盛時間に対する%で表しているため、セット時間を変えてもばらつきの絶対値は変わりません。従って、できるだけ最大目盛の近くで使用できるよう時間仕様を選んでください。
  • アナログタイマを時限中に設定変更をした場合は下記の動作になります。

●制御出力

  • 制御出力接点の負荷電流は、定格および負荷回路の接続に示す適用負荷以下でご使用ください。定格以上の値で使用すると、接点寿命が著しく短くなるためご注意ください。
  • 微小負荷開閉時には、各商品ごとに記載された最小適用負荷をご確認ください。
  • 制御出力用接点の寿命は、開閉条件により大きく異なります。
    使用にあたっては、必ず実使用条件にて実機確認を行い、性能上問題のない開閉回数内にてご使用ください。性能の劣化した状態で引き続き使用されますと、最終的には、回路間の絶縁不良や制御出力用リレー自体の焼損の原因となります。
  • 次のような接続はタイマ内部の異極接点間でレアショートが発生する可能性がありますので行わないでください。
  • 微小負荷開閉時には、各商品ごとに記載された最小適用負荷をご確認ください。

●電源について

  • 徐々に電圧を印加しますと電源リセットされなかったりタイムアップすることがあります。電源電圧はスイッチ、リレーなどの接点を介して一気に印加してください。
  • 電源投入時に短時間ですが突入電流(カタログの「タイマ 参考資料(突入電流一覧表)」参照)が流れ電源の容量によってはタイマが起動しないことがありますので、十分な容量の電源をご使用ください。
  • 電源の接続は、AC電源でご使用の場合は、極性に関係なく指定の2極端子に接続できますが、DC電源の場合は極性にご注意ください。
  • また、定格電圧と異なる電圧を印加した場合、誤配線やDC仕様で極性が逆になった場合、誤動作、異常発熱、焼損の原因となりますのでご注意ください。
  • DC電源の場合、規定のリップル率としてください。

代表的な簡易電源とリップル率は下記のとおりです。

整流方式リップル率
単相全波約48%
三相全波約4%
三相半波約17%

注. 各タイマのリップル率をご参照ください。

  • 電源端子間への外来インパルス電圧については、日本電気学会制定のインパルス電圧電流試験一般(JEC-210)に準じ、±(1.2×50)μsの標準波形で確認しています。
    また、電源重畳サージやノイズが加わった場合、内部素子の破壊や誤動作の原因となりますので、回路の波形を確認いただくと共にサージ吸収用素子のご使用をおすすめします。発生しているサージ・ノイズにより素子の効果が異なりますので、実機でご確認ください。
  • 電源OFF 時に残留電圧・誘導電圧が加わらないようにしてください。

●設定

キースイッチによる設定の際、爪や先端の鋭敏な工具を使用しないでください。爪や先端の鋭敏な工具などを用いますと、キーが破損する恐れがあります。

●その他

  • 制御盤に組み込まれた状態で、電気回路と非充電金属部間の耐電圧試験、インパルス電圧試験・絶縁抵抗測定などをする場合、制御盤の一部の機械、部品に耐圧、絶縁不良が生じた場合にタイマ内部回路の劣化破損の防止のため、
    @タイマを回路から切り離してください。(ソケットをタイマから引き抜く、配線をはずすなど)または、
    A端子部の全端子を短絡してください。
  • 無接点出力形の機器(たとえば近接スイッチ・光電スイッチやソリッドステート・リレーなど)をもってタイマを直接操作される場合には、無接点機器の漏れ電流によりタイマが誤動作する場合がありますので、使用前に十分ご確認ください。
  • 電池交換時は配線をはずしてください。高電圧が印加された個所に触れて感電する恐れがあります。
  • 誘導負荷を開閉する場合、タイマの誤動作、破壊を防止するためにサージ吸収素子をつけてください。
    サージ吸収素子例として、直流回路ではダイオード、交流回路ではサージアブソーバなどがあります。

サージキラーの代表例

回路例適用特長、その他素子の選び方の目安
分類ACDC
CR方式

*AC電圧で使用する場合
負荷のインピーダンスがC、
Rのインピーダンスより十分
小さいこと。
接点が開路のとき、C、Rを
通して、誘導負荷に電流が
流れます。
C、Rの目安としては
C:接点電流1Aに対し0.5〜1(μF)
R:接点電圧1Vに対し0.5〜1(Ω)
です。ただし負荷の性質や特性の
バラツキなどにより異なります。
Cは接点開離時の放電抑制効果を
受けもち、Rは次回投入時の電流
制限の役割ということを考慮し、
実験にてご確認ください。
Cの耐電圧は一般に200〜300Vの
ものを使用してください。
AC回路の場合はAC用コンデンサ
(極性なし)をご使用ください。
ただし直流高電圧で接点間のアー
クの遮断能力が問題となる場合に、
負荷間より接点間にCRを接続した
方が効果的な場合がありますので
実機にてご確認ください。
負荷がリレー、ソレノイドな
どの場合は復帰時間が
遅れます。
ダイオード方式
×誘導負荷に貯えられた電磁
エネルギーを並列ダイオー
ドによって、電流の形で誘
導負荷へ流し、誘導負荷
の抵抗分でジュール熱とし
て消費させます。
この方式はCR方式よりも
さらに復帰時間が遅れます。
ダイオードは逆耐電圧が回路電圧
の10 倍以上のもので順方向電流は
負荷電流以上のものをご使用くださ
い。
電子回路では回路電圧がそれほど
高くない場合、電源電圧の2〜3倍
程度の逆耐電圧のものでも使用
可能です。

ダイオード
  +
ツェナー
ダイオード方式

×ダイオード方式では復帰
時間が遅れすぎる場合に
使用すると効果があります。
ツェナーダイオードのツェナー
電圧は、電源電圧程度のものを
使用します。
バリスタ方式
バリスタの定電圧特性を
利用して、接点間にあまり
高い電圧が加わらないよう
にする方式です。
この方法も復帰時間が多少
遅れます。
電源電圧が24〜48V時は
負荷間に、100V〜200V時
は接点間のそれぞれに
接続すると効果的です。
バリスタのカット電圧Vcは下記の
条件内になるように選びます。
交流では√2倍することが必要です。
Vc>(電源電圧×1.5)
ただし、Vcを高く設定しすぎると
高電圧へのカットが働かなくなる
ため効果が弱くなります。

なお、次のようなサージキラーの使い方は避けてください。

しゃ断時のアーク消弧には非常に
効果がありますが、接点の開路時
C にエネルギーが蓄えられている
ため、接点の投入時に短絡電流が
流れるので、接点が溶着しやすい。
しゃ断時のアーク消弧には非常に
効果がありますが、接点の投入時に
C への異常な充電電流が流れる
ので接点が溶着しやすい。

通常、直流誘導負荷は、抵抗負荷に比べ開閉が困難とされていますが、適切なサージキラーを用いると抵抗負荷と同程度まで性能が向上します。

  • タイムアップ後、すぐタイマを復帰させる場合には、復帰タイミングが十分とれるよう回路構成にご注意ください。復帰タイミングがとれないとシーケンスに異常が発生することがあります。
  • デジタルタイマは、常時読込方式を採用しています。動作中に設定値を変更する場合、現在計測値をまたぐような変更をするとその時点で出力状態が変化します。
取りつけについて

●表面取りつけ

取りつけ方向は特に制限はありませんが、水平方向で確実に取りつけてください。

〈形P2CFソケットを使用する場合〉

タイマを縦に並べてご使用の場合は、フックの可動部分を考慮して、ソケットの上、下に20mmほど余裕をもたせてください。

〈支持レールにつける場合(形H3CA-FA)〉

(1)(A) 部をレールの一端にひっかけ(B)方向に押し込んでください。

(2)取りはずす場合は部にドライバを差し込み、引きはずしてください。

〈形PLを使用する場合〉

(1)ソケットをパネルの表面から差し込んで取りつけ、L用フックをソケットと共にねじ止めしてください。

(2)本体をソケットに差し込み、フックの先端を指先で押さえてください。

〈形PF085A、形P2Bを使用する場合@〉

(1)ソケットをパネル表面へねじ止めし、F 用フックをソケットへ差し込んでください。

(2)本体をソケットに差し込み、フックの先端を指先で押さえてください。

〈形PF085Aを使用する場合A〉

(1)ソケットをパネル表面へねじ止めし、F 用フックをソケットへ差し込んでください。

(2)本体をソケットに差し込み、フックの先端を指先で押さえてください。

〈形8PFAソケットを使用している場合〉

・形8PFA ソケットにベースアダプタ形Y92F-42を取りつけます。

・上部よりソケットタイプの48×48mmタイマをはめ込みます。 このアダプタはフックを使って固定するものです。配線を変換するものではありませ
ん。

●埋込み取りつけ

・パネルの板厚は1.0〜3.2mmとしてください。(機種により多少異なりますので、詳細は個々のページをご参照ください。)

・形Y92F-30埋込み取りつけ用アダプタを使用する場合本体をパネル前面から角穴へ入れ、裏面からアダプタを挿入し、パネル面との隙間が少なくなるよう押し込んでください。さらにねじで固定
してください。

・本体をタテ方向に連続取りつけをする場合、形Y92F-30の成形ばね部が左右になるように配置します。

・本体をヨコ方向に連続取りつけをする場合、形Y92F-30 の成形ばね部が上下になるような配置にします。

・形US-08 を使用する場合は、配線には仕上がり外径φ10.5mm以下の多芯コードまたは、外径φ3mm以下の絶縁電線(より線)をご使用ください。

・形Y92F-40、形Y92F-70、形Y92F-71、形Y92F-73、形Y92F-74の埋込み取りつけ用アダプタをご使用の場合は、本体をパネル角穴へ押し込むだけでOKです。パネル塗装が厚くて、フックがカチッと挿入できないときは、タイマをパネルに挿入後、フックを裏面より左右に十分広げてください。

図は形Y92F-70の例です。

取りはずしについて

●表面取りつけ(形P2CFの場合)

親指でフックをはずしてください。

●表面取りつけ(形PF085Aの場合)

人差し指でフックを押さえながら、親指ではずしてください。

●埋込み取りつけ

・アダプタのねじをゆるめフックを広げ、アダプタをはずしてください。

・形Y92F-40、形Y92F-70、形Y92F-71、形Y92F-73、形Y92F-74を使用した場合、両手の親指、人差し指でフックを内側へ押さえながら前方向にタイマ本体を押し出してください。

選定上の確認項目

1. 電源電圧は。
2. 消費電力は。
3. 動作方式、復帰方式は。
4. 接点構成、接点容量は。
5. 動作時間範囲は。
6. 復帰時間は。
7. 寿命(機械的・電気的)は。
8. 温度、湿度、ほこり、振動、衝撃などタイマの使用環境は。
9. タイマ周辺機器、許容電圧変動範囲などタイマの周辺電源環境は。
10. タイマの使用動作ひん度は。
11. 時間セットかタイミングセットか。セットひん度は。
12. 時間精度は。
13. 取りつけ方法、取りつけ方向は。
14. 大きさの制限は。


最終更新日:2012年05月21日