光電センサは、レーザー光を使用するタイプもあり、レーザ光は、たとえ小さな放出量であってもパワー密度が高く、人体に有害となる場合があります。安全にお使いいただくために、ここではレーザー光の安全基準を解説します。
レーザから放出されたレーザ光は、たとえ小さな放出量であってもパワー密度が高く、人体に有害となる場合があります。わが国では、レーザ製品によって使用者に傷害が発生することを防止する目的で、国際電気標準(IEC)の基準をもとに日本工業規格「レーザ製品の安全基準」JIS C 6802が規定されています。
JIS C 6802ではレーザ製品をその危険度に応じてクラス分けし各クラスごとに必要とする安全対策を規定しています。
下にそのクラス分けの概要を示します。
| クラス | 危険評価の概要 |
| クラス1 | 設計上本質的に安全である。 |
| クラス1M | 低出力(302.5~4,000nmの波長)。 ビーム内観察状態も含め、一定条件の下では安全である。 ビーム内で光学的手段を用いて観察すると、危険となる場合がある。 |
| クラス2 | 可視光で低出力(400~700nmの波長)。 直接ビーム内観察状態も含め、通常目の嫌悪反応によって目の保護がなされる。 |
| クラス2M | 可視光で低出力(400~700nmの波長)。 通常目の嫌悪反応によって目の保護がなされる。ビーム内で光学的手段を用いて観察すると、危険となる場合がある。 |
| クラス3R | 可視光ではクラス2の5倍以下(400~700nmの波長)、可視光以外ではクラス1の5倍以下(302.5nm以上の波長)の出力。 直接ビーム内観察状態では、危険となる場合がある。 |
| クラス3B | 0.5W以下の出力。直接ビーム内観察をすると危険である。 ただし拡散反射による焦点を結ばないパルスレーザ放射の観察は危険ではなく、ある条件下では安全に観察できる。 |
| クラス4 | 高出力。危険な拡散反射を生じる可能性がある。 これらは皮膚障害をもたらし、また、火災を発生させる危険がある。 |
レーザ光の安全基準は各国・地域により異なりますが、以下欧州および米国のレーザクラス分類の定義をご紹介します。
欧州(EN 60825-1)
欧州規格 EN 60825-1:2007のクラス分類基準はJIS C6802:2005と整合しております。
ただし、実際に適用する場合は、必ず規格原文をご確認ください。
米国
*以下は当社による規格原文(英語版)の翻訳であり、内容についての責任は一切負いません。実際の適用については必ず規格原文をご確認ください。
| クラス | FDAの定義 | ANSIの定義 |
| クラスI /1 | 紫外、可視および赤外での放射を持つ機器に適用限定され、 また生物上への危険が特定されないものに限定される。 | 操作およびメンテナンス中にダメージを与えるような放 射が出力されないと考えられるレーザ。従って、どのよ うな制御装置も不要であり、それ以外の形態での監督 も不要。 |
| クラスIIa/2a | 1,000秒以下の放射で可視光放射がクラスIの制限を超えな い機器で、観察を意図しない機器に限定適用される。 | クラス2はクラス2とクラス2aのサブクラスに分類される。 クラス2レーザ放射は可視光波長領域(0.4~0.7μm) でまばたきを含む反感応答による目の保護が達せられ るもの。 |
| クラスII /2 | 可視光波長(400~710nm)で放射時間が0.25秒を超えず、そ れ以外の時間およびそれ以外の波長ではクラスIの制限を超 えない機器に限定適用される。クラスII製品は長時間かつ直 接の接眼露光で危険と考えられる。 | |
| クラスIIIa/3a | 可視光波長の放射を持ち、総収集放射パワーが5mWを超え ない機器に限定される。 | クラス3はクラス3aとクラス3bの二つのサブクラスに分 類される。クラス3レーザは直接光や正反射光の観察 が危険である可能性があるが、拡散反射光は通常危 険が無いと考えられるもの。 |
| クラスIIIb/3b | 紫外、可視および赤外での放射を持つ機器に適用限定され る。クラスIIIb製品は可視光波長で5~500mWの放射パワー のレーザシステムが含まれる。クラスIIIb放射レベルはクラス レンジを通し、直接放射に対して接眼危険であり、クラスの 高いレベルでは皮膚へも危険である。 | |
| クラスIV/4 | クラスIIIbの制限を超え点在反射光でも直接放射でも危険 なもの。 | クラス4レーザは目もしくは皮膚に対して直接放射や、 拡散反射光でも時には危険であり、発火の危険があ るもの。クラス4はさらに大気汚染や危険なプラズマ 放射を作り出す。 |
また、労働安全衛生法ではレーザを用いた労働について、その安全予防対策の具体的内容をクラス1、クラス2以外のレーザ機器を対象に「レーザ光線による障害の防止対策について」で定めています。以下にそのクラス別措置基準を示します。
| 措置内容(項目のみ) | 措置内容 | レーザ機器のクラス | ||||||
| 4 | 3B | 3R | 2M | 1M | ||||
| レーザ機器管理者の選任 | レーザ機器の取扱及びレーザ光線による障害の防止について十分 な知識と経験を有する者のうちから選任 | ○ | ○ | ○ | ||||
| 管理区域(標識、立入禁止) | 他の区域と区画し標識等で明示、関係者以外立入禁止 | ○ | ○ | |||||
| レ | ザ 機 器 | レーザ 光路 | 光路の位置 | 作業者の目の高さを避ける | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 光路の適切な 設計・遮蔽 | 可能な限り短く折れ曲がる数を最小にして、歩行路と交差させず可 能な限り遮蔽 | ○ | ○ | ○ | ||||
| 適切な終端 | 適切な反射率及び耐熱性ももつ拡散反射体又は吸収体で終端 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| キーコントロール | キー等により作動する構造 | ○ | ○ | |||||
| 緊急停止 スイッチ等 | 緊急停止 スイッチ | レーザ光の放出を直ちに停止できる非常停止スイッチ | ○ | ○ | ||||
| 警報装置 | 容易に確認できる自動表示灯等の警報装置 | ○ | ○ | ○ | ||||
| シャッタ | 放出口に不意の放出を避けるシャッタ | ○ | ○ | |||||
| インターロックシステム等 | 管理区域開放、光路遮蔽解除の時、レーザ放出自動停止 | ○ | ○ | |||||
| 放出口の表示 | レーザ光放出口に表示 | ○ | ○ | ○ | ||||
| 作 業 管 理 等 | 操作位置 | レーザ光路からできるだけ離れた位置でレーザ機器の制御 | ○ | |||||
| 光学系の調整 | 光学調整時は必要最小限のパワーで行う | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| 保護具 | 保護眼鏡 | レーザの種類に応じた適切なレーザ用保護めがねの着用 | ○ | ○ | ○ | |||
| 保護衣 | 皮膚の露出の少ない作業衣の着用 | ○ | ○ | |||||
| 難燃性素材の 使用 | 難燃性素材の衣服着用、溶融して玉状になる化学繊維は不適 | ○ | ||||||
| 点検・整備 | 始業点検、一定期間ごとの点検、調整 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| 安全衛生教育 | 労働者の雇い入れ時、作業内容変更時、レーザ機器変更時の教育 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| 健康管理 | 前眼部検査 | 雇い入れまたは配置替え時に視力検査と併せて角膜、水晶体検査 | ○ | ○ | ○ | |||
| 眼底検査 | 雇い入れまたは配置替え時に視力検査と併せて眼底検査 | ○ | ||||||
| そ の 他 | 掲示 | 管理者氏名 | レーザ機器管理者氏名 | ○ | ○ | ○ | ||
| 危険性掲示 | 見やすい箇所に、レーザ光線の危険性、有害性及び取扱注意事項 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| 設置の表示 | レーザ設備の標識 | ○ | ○ | |||||
| 高電圧の表示 | 高電圧部分の表示、感電防止措置 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| 危険物の 持込禁止 | 管理区域内 | 爆発物、引火性物質 | ○ | |||||
| レーザ光路付近 | 爆発物、引火性物質 | ○ | ○ | |||||
| 有害ガス、粉じん等 | 労働安全衛生法所定の措置 | ○ | ○ | |||||
| レーザ光線による障害の疑 いのある者に対する医師の 診察・処置 | レーザ光による障害が疑われる者には、速やかに医師による診察・ 処置を実施 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
レーザ機器製造者への要求事項
EN 60825-1
*以下は当社による規格原文(英語版)の翻訳であり、内容についての責任は一切負いません。実際の適用については必ず規格原文をご確認ください。
| 要求事項項目 | レーザ機器のクラス分類 | ||||||
| クラス1 | クラス1M | クラス2 | クラス2M | クラス3R | クラス3B | クラス4 | |
| 危険クラス説明 | 合理的に予 見できる条 件下で安全 | ユーザが光学 設計を施した 場合に危険で あることを除き クラス1と同じ。 | 低パワー:人 の反感応答 に応じ通常目 の保護が必 要。 | ユーザが光学 設計を施した 場合に、より 危険であるこ とを除きクラス 2と同じ。 | ダイレクト ビームの観 察は危険の 可能性あり。 | ダイレクト ビームの観 察は通常 危険。 | 高パワー:拡 散反射光で あっても危 険の可能性 あり。 |
| 保護ケース | 各々のレーザ機器に必要:機器の機能発揮に必要なアクセスを制限 | ||||||
| 安全保護装置 | (人に)照射される発光値がクラス3R以下になるよう、パネル の取り外しを防ぐための設計が必要。 | 照射される発光値がクラス3B以下になる よう、パネルの取り外しを防ぐための設計 が必要。 | |||||
| リモート制御 | 不要 | 機器の設置で外部インター ロックの簡単な追加が可能 とすること | |||||
| キー制御 | 不要 | キーが取り除かれている 時はレーザは非稼働であ ること | |||||
| 発光警告装置 | 不要 | レーザがON状態の時もしくはパルスレー ザ用のコンデンサがチャージされている時 に聴覚・視覚に対し明確な警告をすること。 クラス3Rのみ不可視光が適用される。 | |||||
| 減光装置 | 不要 | 一時的にレーザビームを遮 断するON/OFFスイッチ以 外に手段が提供されている こと | |||||
| 位置制御 | 不要 | 調整された時にクラス1もしくはクラス2の 被ばく放出限界より上の露光による危険 が無いよう位置が制御されること | |||||
| 観察用光学系 | 不要 | 全ての観察システムからの発光は必ずクラス1Mの被ばく放出限界以下であること | |||||
| スキャニング | レーザ光の走査不良による該当レーザクラス分類を越えないこと | ||||||
| レーザクラス分類表示 | クラス分類(文字)表示必要 | 図A(*注)およびクラス分類(文字)表示必要 | |||||
| 放出口表示 | 不要 | 指定の文字による表示が必要 | |||||
| サービス(メンテナン ス)用入口の表示 | 被ばく放出の分類に応じ適切な表示が必要 | ||||||
| インターロック無効化 表示 | 特定の使用条件下では、使用レーザの分類に応じ適切な表示が必要 | ||||||
| 波長レンジ表示 | 特定の波長レンジについては必要 | ||||||
| LED表示 | LED機器への代替についての文字表示が必要 | ||||||
| 使用者への情報 | 操作マニュアルには必ず安全使用の留意事項が含まれていること。クラス1Mおよびクラス2Mについては 追加留意事項が適用される。 | ||||||
| 購買およびサービス 情報 | プロモーション用文書には必ずクラス分類が特定されていること。サービスマニュアルには必ず安全上の 情報が含まれていること。 | ||||||
注1. 上記表は基本要求事項を簡易的にまとめたものです。実際に規格を理解、適用される場合には、必ず規格原文をご確認ください。
2. 医療用レーザ機器の安全については、IEC 60601-2-22が適用されます。
3. 被ばく放出限界(AEL:Accessible Emission Limit)について該当レーザクラスで許容されるレーザ発光レベルの上限。参考規格:ANSI Z136.1-1993、Section 2。
レーザ機器使用者への留意事項
EN 60825-1
*以下は当社による規格原文(英語版)の翻訳であり、内容についての責任は一切負いません。実際の適用については必ず規格原文をご確認ください。
| 措置内容 | レーザ機器のクラス分類 | ||||||
| クラス1 | クラス1M | クラス2 | クラス2M | クラス3R | クラス3B | クラス4 | |
| レーザ安全責任者 | 不要。 レーザビームを直接覗き込む必要性があるアプリ ケーションには推奨。 | 可視光タイプは 不要。不可視光 には必要。 | 必要 | ||||
| リモートインターロック | 不要 | 部屋もしくはドアの回路と接続 | |||||
| キー制御 | 不要 | 使用していない時はキーを抜く | |||||
| ビーム減光 | 不要 | 使用により不注意な露光を防ぐ。 | |||||
| 放射表示装置 | 不要 | 不可視波長の レーザが活性化 されていること を示すこと | レーザが活性化されていること を示すこと | ||||
| 警告サイン | 不要 | 警告表示の留意事項に従うこと | |||||
| 光路の位置 | 不要 | クラス3Bのよ うなクラス1M (注2) | 不要 | クラス3Bのよ うなクラス2M (注3) | 有効な長さの終わりでビームを終了 | ||
| 正反射 | 要求なし | クラス3Bのよ うなクラス1M (注2) | 要求なし | クラス3Bのよ うなクラス2M (注3) | 意図しない反射光を防ぐ | ||
| 目の保護 | 要求なし | 可視光タイプは 不要。不可視光 には必要。 | エンジニアリング上および管理 上の手順が実行的でなく許容 最大露光量を超える場合必要 | ||||
| 保護衣 | 要求なし | 時により必要 | 特定要求事項 | ||||
| トレーニング | 要求なし | クラス3Rのよ うなクラス1M (注2) | 要求なし | クラス3Rのよ うなクラス2M (注3) | 全ての操作者およびメンテナンス要員に対して必要 | ||
注1. 上記表は基本要求事項を簡易的にまとめたものです。実際に規格を理解、適用される場合には、必ず規格原文をご確認ください。
2. 規格の表10の条件1に合致しないクラス1Mレーザ製品のこと。規格の表10の条件2に合致しないクラス1Mレーザ製品には不要。詳細は規格原文をご確認ください。
3. 規格の表10の条件1に合致しないクラス2Mレーザ製品のこと。規格の表10の条件2に合致しないクラス2Mレーザ製品には不要。詳細は規格原文をご確認ください。
レーザ機器製造者への要求事項
米国(FDA(レーザ機器のコンプライアンスガイド、1985年、21 CFR 1040.10))
*以下は当社による規格原文(英語版)の翻訳であり、内容についての責任は一切負いません。実際の適用については必ず規格原文をご確認ください。
| 要求事項 | レーザ機器のクラス分類(*注1) | |||||
| クラスI | クラスIIa | クラスII | クラスIIIa | クラスIIIb | クラスIV | |
| 動作・性能(全てのレーザ機器) | ||||||
| 保護ケース | 必要(注2) | 必要(注2) | 必要(注2) | 必要(注2) | 必要(注2) | 必要(注2) |
| 安全保護装置 | 必要(注3、4) | 必要(注3、4) | 必要(注3、4) | 必要(注3、4) | 必要(注3、4) | 必要(注3、4) |
| 位置制御 | 対象外 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | |
| 観察光学系制限 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
| スキャニング安全対策 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
| 動作・性能(レーザシステム) | ||||||
| リモート制御コネクタ | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 必要 | 必要 |
| キー制御 | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 必要 | 必要 |
| 放射表示 | 対象外 | 対象外 | 必要 | 必要 | 必要(注10) | 必要(注10) |
| ビーム減光 | 対象外 | 対象外 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
| リセット | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 必要(注13) |
| 動作・性能(特定目的製品) | ||||||
| 医療 | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ(注8) | 他製品のクラス と同じ(注8) | 他製品のクラス と同じ(注8) |
| 測量、平均化、 位置合わせ | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ | 不可 | 不可 |
| デモンストレーション | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ | 他製品のクラス と同じ(注11) | 他製品のクラス と同じ(注11) |
| ラベル表示(全てのレーザ機器) | ||||||
| 証明書およびID | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
| 保護ケース | 内部輻射レベ ルによる(注5) | 内部輻射レベ ルによる(注5) | 内部輻射レベ ルによる(注5) | 内部輻射レベ ルによる(注5) | 内部輻射レベ ルによる(注5) | 内部輻射レベ ルによる(注5) |
| 放出口 | 対象外 | 対象外 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
| レーザ分類警告 | 対象外 | 必要(注6) | 必要(注7) | 必要(注9) | 必要(注12) | 必要(注12) |
| 情報(全てのレーザ機器) | ||||||
| 使用者への情報 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
| 製品文書 | 対象外 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
| サービス情報 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
注1. 稼働時の最大被ばくレベルによる。
2. 製品が性能を発揮する上で、人がクラスI以上のレーザ放射にアクセスする必要がない場合は全て必要。
3. もしケースが開いている際に人のアクセスが常時必要でない場合で、稼働中もしくはメンテナンスの際に保護ケースが開いていることが求められる場合必要。
4. レーザクラスの内部輻射に応じてインターロックの必要性は異なる。
5. 保護ケース内のレーザ放射レベルおよび波長により表記は異なる。
6. 警告説明ラベル。
7. ロゴタイプの“CAUTION”
8. ここでいう必要とは、人体を照射する意図でのレーザ放射レベルを測定することをいう。
9. 2.5mWcm2以下の場合は“CAUTION”、2.5mWcm2より大きい場合は“DANGER”。
10.表示と放射の間に遅延が必要。
11.クラスIIIbもしくはIVのレーザ製品のデモンストレーションと単なるレーザ光を示す場合では異なった方法が必要。
12.ロゴタイプの“DANGER”。
13.1986年8月20日以降必要。
レーザ機器使用者への留意事項
ANSI Z136.1:1993
*以下は当社による規格原文(英語版)の翻訳であり、内容についての責任は一切負いません。実際の適用については必ず規格原文をご確認ください。
| 措置内容 | レーザ機器のクラス分類 | |||||
| エンジニアリング上の 制御 | クラス1 | クラス2a | クラス2 | クラス3a | クラス3b | クラス4 |
| 保護ケース(4.3.1) | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| 保護ケース無し(4.3.1.1) | レーザ安全責任者(注2)が代替制御を確立すること。 | |||||
| 保護ケースのインター ロック(4.3.2) | クラス3bもしくは 4の必須事項 | クラス3bもしく は4の必須事項 | クラス3bもしく は4の必須事項 | クラス3bもしく は4の必須事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| サービス用アクセス パネル(4.3.3) | クラス3bもしくは 4の必須事項 | クラス3bもしく は4の必須事項 | クラス3bもしく は4の必須事項 | クラス3bもしく は4の必須事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| キー制御(4.3.4) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 推奨事項 |
| 観察用入口(4.3.5.1) | 不要 | 不要 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 |
| 集塵光学系(4.3.5.2) | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合、必須事項 |
| ビーム光路の完全な 開放(4.3.6.1) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 |
| ビーム光路の制限的な 開放(4.3.6.2) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 |
| ビーム光路の閉鎖 (4.3.6.3) | 4.3.1項および4.3.2項が満足されれば不要。 | |||||
| リモートインターロック コネクタ(4.3.7) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 必須事項 |
| ビームの停止もしくは 減光(4.3.8) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 必須事項 |
| 警告システムの活性化 (4.3.9) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 必須事項 |
| 放射遅延(4.3.9.1) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 |
| 屋内でのレーザ制御 エリア(4.3.10) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 |
| クラス3bレーザの制御 エリア(4.3.10.1) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 | 不要 |
| クラス4レーザの制御 エリア(4.3.10.2) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 |
| レーザの屋外制御 (4.3.11) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 |
| 可航空間でのレーザ (4.3.11.2) | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 推奨事項 | 推奨事項 |
| 一時的なレーザ制御 エリア(4.3.12) | クラス3bもしくは 4の必須事項、 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 | クラス3bもしく は4の必須事 項、最大許容 露光量を超え た場合の必須 事項 | クラス3bもしく は4の必須事 項、最大許容 露光量を超え た場合の必須 事項 | クラス3bもしく は4の必須事 項、最大許容 露光量を超え た場合の必須 事項 | 不要 | 不要 |
| リモート発火および モニタリング(4.3.13) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 |
| ラベル表示 (4.3.14および4.7) | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| エリア表示(4.3.15) | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 |
| オペレーション標準化 手順(4.4.1) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 必須事項 |
| 出力放射制限(4.4.2) | 不要 | 不要 | 不要 | レーザ安全責任者が決定 | ||
| 教育およびトレーニング (4.4.3) | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 推奨事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| 認可者特定(4.4.4) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 | 必須事項 |
| 位置合わせ手順(4.4.5) | 不要 | 不要 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| 保護機器(4.4.6) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 必須事項 |
| 監視者(4.4.7) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 必須事項 |
| サービス従事者(4.4.7) | クラス3bもしくは 4の必須事項、 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 | クラス3bもしく は4の必須事 項、最大許容 露光量を超え た場合の必須 事項 | クラス3bもしく は4の必須事 項、最大許容 露光量を超え た場合の必須 事項 | クラス3bもしく は4の必須事 項、最大許容 露光量を超え た場合の必須 事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| 一般でのデモン ストレーション(4.5.1) | 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項、 UVおよび赤外 レーザのみ適用 | 不要 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| レーザ光学ファイバ システム(4.5.2) | 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 | 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 | 必須事項 | 必須事項 |
| レーザロボット設置 (4.5.3) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 |
| 目の保護(4.6.2) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 | 推奨事項 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 |
| 保護用の窓(4.6.3) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 |
| 保護バリアおよび カーテン(4.6.4) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 推奨事項 |
| 肌の保護(4.6.5) | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必須事項 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 | 必須事項 最大許容露光 量を超えた場 合の必須事項 |
| その他保護装置(4.6.5) | 使用が必要な可能性あり。 | |||||
| 警告サインおよびラベル (4.7)(デザイン要求) | 不要 | 不要 | 推奨事項 | 推奨事項 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 | 必須事項 危険ゾーンの 公称値 分析必要 |
| サービスおよび修理 (4.8) | レーザ安全責任者が決定。 | |||||
| レーザシステムの改造 (4.9) | レーザ安全責任者が決定。 | |||||
注1. 必要レベル
必須事項:Shall、推奨事項:Should
2. レーザ安全責任者(LSO:Laser Safety Offic er)
レーザ危険制御を監視・執行し、レーザ危険源を知識を使って評価し、対策を有効化する責任・権限を与えられた個人のこと。
ANSI Z136.1993の1.3項を参照。
| JIS/IEC/EN | FDA | 商品名 | 形式 | レーザ光線 最大出力 |
| クラス分類 | クラス分類 | |||
| クラス1 | Class1(Laser Notice No.50) | スマートセンサ レーザタイプ | 形ZX2-LD50V | 0.24mW |
| Class Ⅱ | 形ZX-LT001/030 | 0.2mW | ||
| Class Ⅱ | 形ZX-LT005/010 | 0.35mW | ||
| Class1(Laser Notice No.50) | アンプ内蔵CMOSレーザセンサ | 形ZX0-LD50A□L/LD100A□L/ LD300A□L/LD600A□L | 0.24mW | |
| Class Ⅱ | デジタルアンプ分離光電センサ(レーザタイプ) | 形E3C-LR12 | 1mW | |
| Class Ⅱ | アンプ内蔵形光電センサ(レーザタイプ) | 形E3Z-L□ | 4.5mW | |
| Class Ⅱ | スマートセンサ レーザ式CCD測長センサ | 形ZX-GT□□S | 0.2mW | |
| クラス2 | Class Ⅱ | スマートセンサ レーザタイプ | 形ZS-HLDS□ | 1mW |
| Class Ⅱ | スマートセンサ(2次元CMOSレーザタイプ) | 形ZS-LD□□ | 1mW | |
| Class2(Laser Notice No.50) | スマートセンサ レーザタイプ | 形ZX2-LD50L/LD50/LD100L/LD100 | 1mW | |
| Class Ⅱ | 形ZX-LD□□(形ZX-LTシリーズを除く) | 1mW | ||
| Class2(Laser Notice No.50) | アンプ内蔵CMOSレーザセンサ | 形ZX0-LD50A□/LD100A□/LD300A□/ LD600A□ | 1mW | |
| Class Ⅱ | デジタルアンプ分離光電センサ(レーザタイプ) | 形E3C-LD11/21/31 | 3mW | |
| Class Ⅱ | 形E3C-LR11 | 3mW | ||
| Class Ⅱ | スマートセンサ 2次元形状計測センサ | 形ZG2-WDS3 | 1mW | |
| クラス2 | Class Ⅲb | スマートセンサ 2次元形状計測センサ | 形ZG2-WDS70/WDS22/WDS8 | 5mW |
(1)レーザ光が直接あるいは鏡面体に反射して目に入らないようにご使用ください。
(2)レーザ使用センサには、下図のようなラベルが貼付されています。(代表例)
取扱いはラベルの内容に従ってください。
| クラス1タイプ | クラス2タイプ | クラス3Bタイプ |
![]() | ![]() | ![]() |
(3)光軸調整をされる場合は、IRスコープや赤外線を可視光に変える蛍光板などをご使用ください。
欧州および米国に輸出される場合は製品に同梱されている以下のラベルを貼ってください。なお、米国(FDA)向けラベルはFDAに申請・登録された製品のみ同梱しております。
欧州(EN規格)
米国(FDA)