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ロータリエンコーダのインクリメンタル形とアブソリュート形との違いを教えてください。

FAQ番号:FAQ01001

 

回答


インクリメンタル形ロータリエンコーダは回転中のみ回転角度に応じたパルスが出力される
ロータリエンコーダで、測定開始点からのパルスを積算する計数計測法です。

アブソリュート形ロータリエンコーダは回転有無に関わらず、回転角度に応じた位置の信号が
コードで出力されるロータリエンコーダです。
原点からの絶対位置を出力コードデータで計測するやり方で、電源断でもその位置を記憶しています。

インクリメント形とアブソリュート形の違いをまとめると下表のようになります。


■インクリメンタル形、アブソリュート形の比較
 インクリメンタル形 
 アブソリュート形 
 動作  回転中のみ出力。
 軸の回転変位量に応じてパルスを
 出力します。
 
 回転有無に関わらず、原点からの
 絶対位置を回転角度に応じて
 コードで 出力します。
 電源断時も記憶しています。
 回転方向の検出   
 可能
 A相とB相の出力タイミングにより
 回転方向を検出。
  
 可能。
 出力コードの増減で回転方向を
 検出します。
 基準位置の有無   なし *  
 あり 
 (入力回転軸のゼロ位置があります)
 
 出力波形
 
  
  分解能が変わっても相の数は
  変わりません。
    
  

* インクリメンタル形エンコーダにて、基準位置を設けて回転量を検出したい場合

  基準とする位置でカウンタの計数値をリセットし、その位置からのパルス数をカウンタで
  累積加算します。
  1回転につき1回だけ発生するZ相信号は、1回転内の原点として使用できます。